会長 大室 㒞
介護老人保健施設「ケアヴィラ伊丹」、グループホーム「ケアホーム伊丹」、伊丹大野診療所を有した複合施設に引き続き、平成17年4月に介護老人保健施設「ケアヴィラ宝塚」、グループホーム「ケアホーム宝塚」を開設いたしました。
関連施設であります宝塚第一病院は、永年急性期医療に携わってまいりましたが、震災後の病院再建にあたり、長期療養型病棟(医療型・介護型)を持ちましたところ、地域の皆様に大変喜んでいただけました。
「ケアヴィラ宝塚」という名称には、入所される皆様やお越しになる皆様を「ゲスト」として「ヴィラ(別荘)」にお迎えし、お元気になってご家庭に帰っていただきたいとの思いを込めました。
大きな特徴は、ゲスト様のご希望に応じて部屋が選べるようになっており、3階・4階は一般居室のフロア。2階はすべて個室のユニットケアで、ラグジュアリーなフロアとなっております。どの階も別荘のようにゆったりと快適に過ごしていただけるよう、自然の恵みを十分取り入れるよう配慮しながら、明るく清潔な施設を目指しました。
「であい、ふれあい、えがおの輪」をモットーに、人としてのご縁を大切に、スタッフ一同、笑顔の広がる心暖かい介護を目指し、くつろぎの環境づくりに取り組んでいます。
「ケアヴィラ宝塚」をもう一つの家庭、スタッフを家族と思っていただければ、私たちにとっては何よりの喜びです。
であいふれあいえがおの輪
ゲストの個別性を尊重し、その方の残存機能を最大に引き出し、QOLの向上を図る。
ゲスト・家族・地域の方々との連携強化を図り、コミュニティ社会を支える。
ケアヴィラ宝塚では、グループホーム「ケアホーム宝塚」とともにサービス計画書に基づいた看護や、医師の管理のもとに行う介護・機能訓練、その他必要に応じた医療や日常生活のお世話をするなど総合的なケアサービスを提供しています。当施設の目的はそれぞれの利用者に残された能力を最大限に引き出し、それぞれが自立した日常生活を営めるよう支援することです。
明るく家庭的な雰囲気の中、何よりも利用者の意思や人格を尊重しつつ、利用者の立場に立ったサービスを提供しています。暖かなふれあいの機会や理学療法士による無理のない機能訓練の持続によって、すみやかな在宅復帰をめざしています。
地域の在宅ケアの支援にも力を注いでいます。短期入所療養介護や通所リハビリテーションなど、施設が持つ多様な機能を活かし、在宅ケア支援の拠点となることをめざしています。
ケアヴィラ宝塚は、地域や家庭との結びつきを重視した開かれた施設です。市町村、居宅介護支援事業者、居宅サービス事業者,他の介護保健施設、保健医療サービスまたは福祉サービスの提供者との密接な連携に努めるとともに、「まちの保健室」の開設など、地域住民とのふれあいやネットワークを大切にしています。