ケアヴィラ伊丹は、2001年11月、介護保険制度が開始された翌年に介護老人保健施設としてスタートしました。グループホーム、居宅介護支援事業所、診療所を併設した複合型の施設は当時まだ目新しく、近隣からは見学の依頼が絶えませんでした。
開設から21年が経ち、医療・介護における利用者さんのニーズが大きく変化してきました。老健施設は病院と同じで元気になって自宅に帰って元の生活に戻ってもらうことを目的としています。しかし、昨今は長期療養の方が増え、看取りを希望されることも多くなってきました。
そうした中、国は要介護高齢者の長期療養・生活のための施設として、新たに介護医療院を創設しました。療養病床からの転換を目指したものでしたが、老健施設からの転換も認められ始めました。
そこで私たちは介護医療院への転換に向けて準備を始め、2022年10月1日伊丹市では初めて、兵庫県内にも例がない介護医療院(Ⅱ)を開設いたしました。 　
介護医療院は要介護高齢者が長期療養生活をし、終の棲家となりうる施設です。プライバシーに配慮した快適な環境で、利用者さんには退所を気にすることなく入所生活を送っていただけます。スタッフも、より利用者さんに寄り添い、地域の方々から選ばれる施設となるよう“であい、ふれあい、えがおの輪”のコンセプトのもと心を込めた介護・医療をお届けします。
ケアヴィラ伊丹は地域に開かれた施設です。通所リハビリ、訪問リハビリなど様々なサービスを提供し、介護と医療で地域の皆さまが安心して利用していただけるよう引き続き力を尽くしてまいります。